木下サーカスが創業120年を迎えました。
年間120万人(コロナ禍前)の観客動員数は世界一です。
木下サーカスの創業は1902(明治35)年。
戦前、日本には約40団体のサーカスがありましたが
現在残っているのは木下サーカスだけです。
二代目社長が1948(昭和23)年会社組織にし、
1954(昭和29)年には日本で初めてテントにしました。
年中無休だったサーカスに週休制を取り入れ
団員は社員となり、月給やボーナスを支給しています。
そして、新聞社とのタイアップにより、
木下サーカスの経営を盤石なものにしました。
1983年3代目社長が
「木下サーカスを世界一のサーカスにしよう」と
サーカスの国際コンクール
「モンテ・カルロ・サーカス国際フェスティバル」に参加。
以後、世界のアーティストと契約するようになりました。
1990年4代目現社長に就任し、
振付師は宝塚歌劇団から招き、演出は、
USJの演出を手掛けたジョン・フォックス氏にお願いしました。
日本のサーカスとして初めて大学の新卒者を採用しています。
木下サーカスはなぜ、120年も存続できたのか。
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うちが生き残ったのは、常に進化を続けているからでしょう。
年配の方が昔、子ども時代に見たサーカスとはまったく異なりますよ。
素晴らしい音響と照明で、老若男女が楽しめる
ファミリーエンターテインメントになっています。
人形浄瑠璃や歌舞伎でも演じられる『葛の葉』も演目に入っており、
日本の秘芸もとり入れています。
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「徹底的なエンターテイメントに特化」で
いつの間にか敵が全ていなくなりました。
間も無く5代目社長にその理念は引き継がれます。