LCA（Life Cycle Assessment）」の略で
製品やサービスの原材料の採取から、
製造、流通、使用、廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体を通して、
CO2排出量や水・エネルギー消費量など環境への負荷を定量的に評価する手法です。
ライフサイクル全体での環境負荷を評価することで、
どの段階で環境負荷が高いか特定でき、より効果的な削減策を立案できます。
LCAの時代において「古材を活用」することは
１、新規伐採の回避により森林保護に貢献
２、製材・加工エネルギーの削減（既に加工済み）
３、廃棄物の削減とリサイクル促進
４、輸送距離の短縮（地域の古材利用）
５、木材に固定された炭素の長期保存
６、新材生産時のCO₂排出回避
７、建築物の長寿命化による炭素固定期間の延長 が期待できます。
そこで大事になってくることが「古材の品質管理」です。
古材の活用は循環型社会の実現と建築物の環境負荷削減に
大きく貢献する持続可能な選択肢として注目されています。
森林のCO2は注目されていますが
LCAが2028年から義務化されることから「古材活用」は
環境面からも注目されることになるはずです。