⼤分市佐賀関⼤規模⽕災被災者住まい確保⽀援提案

大分中島さんと「災害支援」のお打ち合わせ
11月18日に発生した大分市佐賀関の大規模火災は甚大な被害です。
170棟以上が延焼、約48,900平米が焼失し、
能登半島地震の輪島朝市火災と同程度の規模となっています。 。
能登地震での被災住宅活用推進タスクフォースでの経験を活かした
「スムヤドスム」の取り組みは
大分の被災地支援として非常に有効だと思います。
1、現在180人が避難所に避難しており、まずは緊急的な住まいの確保が最優先です。
能登での経験を踏まえると、
短期・中期・長期の段階的な支援が必要になります。
短期的支援
1、まずは焼失を免れた周辺の空き家や、軽微な被害で修繕可能な住宅をリストアップ
2、DIY事業などで宿泊(居住)できる仕組みを構築
中期的支援
3、官民連携の手法で伝統的な木造住宅の特性を理解した上での資源活用型の再生計画
4、過疎化が進む地域の将来を見据えた「普請業」視点での復興計画
懸念点
・災害救助法が適用されているため、行政の支援スキームとの調整が必要
・能登と違い地震ではなく火災のため、被災住宅の損傷パターンが異なる可能性
・漁師町という産業構造を考慮した生活再建支援が必要
現地の行政や消防、地域コミュニティとの連携を最初にしっかり構築することが成功の鍵になると思います。