資格の歴史

今日は熊本で「古民家鑑定士」講習&試験を開催させて頂きます。
(インストラクター講習を兼ねての開催)

知らない方もいらっしゃいますが・・・
私が開催する資格で最初に開催したのは【古民家鑑定士】ではないんです。

一番最初は【古材鑑定士】です。もう14年前になります。
ここで「戦前の古民家から取り出される古い木材」として
『古民家』と『古材』とう言葉が生まれることになります。
この頃は「材木屋さん向けの資格」でした。
そして
「古材だけでなく古民家から取り出される伝統的資材が他にもある」
ということで10年前に【伝統資財施工士】が生まれたのです。
ここで「解体屋さん向け」にもこの資格を広め始めました。
「厚生労働認可財団法人職業技能振興会」とのお付き合いはこのときで
信頼できる資格にして
「多くの方に知って頂き広めていきたい」と思いその門を叩きました。

その後8年前に
「古民家が価値がないのはおかしい」と 【古民家鑑定士】を作りました。
ここで初めて「建築系の方」に広がります。
最初の2年くらいは「設計系の方」はほとんどいませんでした。
「不動産系の方」は「不動産業界を乱す悪い資格」とされ皆無でした。

その後しばらく【古民家鑑定】を主に活動をして、
のべ1万人の方に受講頂くまでの資格に成長しました。
ここまで成長できたのは《全国行脚とインストラクター制度》です。
今の組織の基礎になっています。

そして3年前に「伝統構法のリフォームの基準を作らないといけない」と
【再築基準検討委員会】を立ち上げ昨年【伝統再築士】をスタートしました。
その間に専門資格として
【古民家動的耐震診断士】【古民家床下診断士】をスタートさせています。

そして今年の8月
「古民家を持続可能な循環型建築として正しい建て替えの考え方を学んで頂くこと」
を目的に【新民家プランナー】をスタートさせたのです。
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いろいろ「ご批判を頂きながら(笑)」ここまできましたが
いずれも「未来の子ども達の為に必要不可欠」と感じています
これからも新しい展開をしていかなくてはならないと思っています。

「全国行脚コツコツ365日諦めないで継続していけば道は拓ける」

明日は静岡にお伺いさせて頂きます。
※今日静岡で「鳥越さんの講演」がありますよ。聴きたかった。