総務省
平成30年住宅・土地統計調査調査の結果がでました。
住宅総数は62,420,000戸 (この5年間で3.0%増加しています)
昭和63年から平成 30 年までの 30 年 間 で 2041万戸(48.6%)増加していて
この5年間で3%しか増加していないということは
分母が多くなったとはいえ、人口減少の中で着工数はあまり減ってないですから
ガンガン解体が進んだ(すなわち建て替え比率が高まっている)が読みとれます。
その内住居世帯は53,655,600戸
居住世帯のない住宅(空き家)は8,764,400戸です。
(建築中の住宅87,300戸含む)
その空き家の内一戸建空き家は317万戸(37.5%)です。
1戸建の総数が3207万棟ですから10件に1棟の空き家ということになります。
アパート・マンション等の空き家比率は100室に15室くらいの計算になります。
抽出調査で誤差率は空き家で3.8%となっています。
全体の感想として意外と少ない(ホント?)は私の感想です。
私は「総務省の数字は参考にしますが信じきらない」です。
もう少し掘り下げてみると
これは全国の話で「各地域(特に地方・田舎)」ではずいぶん違うようです。
戸建空き家は5件に1件程度になります。
そもそも地方は分母も小さいので過疎地は3件に1件の空き家も十分あり得ます。
この対策ですが
「解体」したところで「空き地になるだけ」ですから
「発生抑制」と「利活用」です。
「発生抑制」は「後を継ぐ」(都会から田舎へ)です。
よく移住促進をやりますが「山間部からまちなか(それに補助を出す)」で
結果「空き家は減らない」が多いパターンだとと思います。
住教育推進機構でそれに取り組んでいきます。