「住育ライフ」より
- 2014.09.11
- 住育
多くの方に「住まいに関して想うコト」投稿頂いています。
例えば
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左官を「さかん」と呼ぶのか「しゃかん」と呼ぶのか?
建物の壁を塗る職業を左官(さかん)といいます
では、右官(うかん)という職業もあるはずです。
右官という職業は過去には存在していたようですが、
複数の説があり、どれが正しいのかは分かりません。
1、大工説
家を建てるの現場には、棟梁と左官と右官がいました。
棟梁は全体の統括(総合責任者)して、左官は土関連の仕事を担当。
そして右官は木関連の仕事を担当していました。
つまり、右官は大工さんのこと。
しかし、棟梁が大工を兼ねるようになり、右官という呼び方は廃れて行きました。
2、事務員説
左官には「工」という字が使われています。
「工」は、「仕事」「職人」「巧みな技」などの意味があり、
左官は土木工事職人のことです。
右官には「口」という字が含まれています。
「口」が付くので、右官は事務職のこと。
日本では、右と左とでは、左の方が地位が高く(上位)なります。
左大臣と右大臣なら左大臣の方が位が高いのことからも解ります。
つまり、左官と右官とでは左官の方が位が高いということになります。
右官が左官よりも下にされるのを嫌がり、
右官という呼び方をしなくなっていったという説があります。
また左官を「さかん」と呼ぶのか「しゃかん」と呼ぶのか?ですが
左官とは、平安時代の職人の称号です。
宮殿の建築や修理をする職人を木工寮の属(さかん)といい、
壁塗り職人のことを左官というようになったようです。
属(さかん)とは律令制における階級のひとつで
「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」の四等官のひとつです。
漢字の左官は当て字で、
「沙官」と表記されていたことから「しゃかん」と呼ぶ人もいるのです。
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「住まいに関する雑学」ですね(笑)
各地で【住育学校】も開催。今後力を入れていく分野です。
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