「どんぐり」は
ブナ科の、特にカシ・ナラ・カシワなどコナラ属樹木の果実の総称です。
ブナ科の果実で
「どんぐり」以外の固有の名称を持つものもとしてクリの果実は「栗」です。
そんな「どんぐり」
クマの主食でそれが山に減ったから里に降りてくる・・・と言われます。
最近行われている「どんぐり運び」
都会のどんぐりを拾い、山間地の地元の方々と協力して
食糧が無くて人里に出てこざるをえないクマに届けることを言います。
これが大問題になっています。
そもそも置いた「どんぐり」などクマは食べないのです。
一時的に散布したところで、クマの出没をとめることにはつながりません。
むしろ林道近くや集落の裏山に散布される事態が発生し、
逆に様々な野生動物を集落近くへ誘引する危険性が高まりました。
また「どんぐりの実」が不自然に増え
翌年の樹木の繁殖がうまくいかない可能性があるそうです。
ドングリが発芽し
その地域土着のドングリと交雑することによる遺伝子撹乱や
ドングリ内部に潜入している昆虫の遺伝子撹乱
さらに一部の種が外来種となりうる問題などが挙げられています。
「いいこと」と思っても
人が手を入れることで「地球を壊す」こともあるようです。
難しいですねぇ〜。