【夏期休暇】でなく、日本の文化【お盆休み】
- 2014.08.15
- 雑学
帰ってきた先祖の霊を迎えて供養する期間である「お盆」は
正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
語源は梵語の「ウランバナ」で、「逆さ吊りの苦痛」というような意味です。
お釈迦様の弟子である目連尊者(もくれんそんじゃ)の母親が
餓鬼道で逆さ吊りにされて苦しんでいたとき、
お釈迦様の教えによって7月15日に僧侶を招いて
供物をささげて供養したことが「お盆」の始まりだそうです。
また、
弟子たちが喜びのあまり踊りだしたことが「盆踊り」の始まり、ともいわれています。
8月13日から16日までを「盆」といいますが、東京などでは7月15日を中心に行うのに対して、
農村地区では農作業の関係上8月15日を中心に行われます。
私の住む愛媛は「今が丁度お盆」ですから・・・農村地区(田舎)です。
このお盆の時期は祖霊へのお供えものとして、
親族の方や知人の方からのお供えものをいただきますが、
仏壇へお供えする時に包装紙に包んだままお供えしていませんか?
よく考えると、
そのままではご先祖さまが何をお供えしてもらったか知りたくても、中身がわかりません。
またそれが食べ物であったら、どうやってそれをいただくのでしょうか?
お供えをする心得3つのポイント
1)お菓子など箱入りのもの
プリンや羊かんなどは、箱から出したら、
そのままお供えできますが、クッキーやおせんべいなどは、小袋にとってすぐに食べられるように。
2)果物
ぶどう等は、洗って小鉢に入れる。なしやりんごなどは、皮をむいて食べられるように。
3)ソーメンなどの乾麺
必ず茹でて、おつゆもつけること。もちろんお箸も添えましょう。
いただいたお供えをとりあえずお供えをするのではなく、ご先祖さまにもちょっとした気遣いが大切です。
お供えしたらそのまま放置せずに、下げることを忘れないで下さいね。
【夏期休暇】でなく、日本の文化【お盆休み】ですね
追伸
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