自然資本価値とインパクト会計

久留米市田主丸の巨峰ワイナリー
巨峰っていう品種はこの地で誕生したそうです。
自然って凄いし、歴史も凄い・・・輝かせたい。

その後福岡でNCCC総会・理事会。
自然資本の成長が日本の価値を上げることに繋がるはずです。

自然資本価値とインパクト会計
1、自然資本価値とは、
森林、水資源、土壌、生物多様性などの自然環境が提供する経済的価値を
定量化・金銭換算する概念です。
従来は「無料」とみなされがちだった自然の恵みを、
経済活動における重要な資産として評価します。
森林による二酸化炭素吸収、湿地による水質浄化、蜂による花粉媒介サービス、
観光資源としての景観価値(空き家古民家の再生活用)などが考えられます。
これらの「生態系サービス」を経済価値として算出することで、
企業や政策立案者が自然環境への投資や保護の意思決定を行う際の判断材料とします。

2、インパクト会計は、
企業活動が社会や環境に与える正負の影響を測定し、
財務情報として統合的に報告する会計手法です。
従来の財務会計では捉えきれない外部性(環境汚染、社会貢献など)を定量化し、
企業の真の価値創造を可視化します。
温室効果ガス排出によるコスト、雇用創出による社会的便益、
水使用による環境負荷などを金額換算し、従来の損益計算書に統合します。

今後、自然資本価値評価とインパクト会計は密接に関連してきます。
企業が自然環境に与える影響を適切に測定・報告するために、
両方のアプローチが組み合わせて活用されることが増えています。