お盆、愛媛に戻ってきました。
妻と長男と「井上家のお墓」にお参り。
ご先祖さんがいたから今がある。
ご先祖さんがいなきゃ私は存在せず「古民家再生」がどうなっていたんだろう?

新しい市場をつくるとき、いちばん高くつくのが「証拠づくり」です。
普通は商品を出してから、実績が積み上がるまで何年も待たされます、
ところが「古民家再生」の場合、証拠のほうが先にできていました。
150年建っている家というのは、
その間の地震と台風を全部くぐり抜けた個体です。
「新しい方が耐震性が高い」という常識に対して、
目の前に立っている建物そのものが反証になっていました。
無償で、実物大で、長期実証実験をやっていてくれたわけです。
市場は需要だけでは立ち上がらなくて、供給がなければ絵に描いた餅で終わりますが
全国に何十万棟という古民家が現に残っていたから、
「言葉」を置いた瞬間に市場が動きました。
古民家の未来の選択肢が「解体」か「建替え」の二つしかなかった時代に
「古民家再生」という言葉ができて初めて、第三の選択肢が人の頭の中に出現しました。
私がやったのは発明ではなく命名でした。
そして「古民家再生の基準(伝統再築)」をつくって
「古民家再生サポートセンター」を立ち上げました。
これは今の「空き家課題解決」でも構造が同じで、
「空き家問題(最近言わなくなってきた言葉)」と呼んでいる限りは負動産のままなんですよね。
二地域居住も、スムヤドスムも、古民家再生と同じことをしています。
私がいなかっても誰かそんなことをしていたんだろうか?
今、古材の業界・基準を作っていますが・・・
それらを脈々と継いでいくことで未来の子ども達の為になります。