毎朝のメルマガでこんな意見を頂きました。
先人の『知恵』の上に『知識』をと言う表現
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此れは『知識』の上に『知恵』をが正しいように思いました
守、破、離、と言う教えも
教え(知識)を守り、工夫(知恵)で破り
教えを乗り越えて独自の世界を開くだと思います。
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私は「先人の知恵を土台に、現代の建築基準法の知識」を使っています。
〜知恵とは、学校で学べるものではなく、一生をかけて身につけるべきものである〜
私は「建築士」ではないので「知識」はありません。
国土交通省への「伝統工法の基準作り」も「先人の知恵」で戦います。
もちろん「建防協」も「建築指導課」も「建築基準法」で出来ない理由を突きつけて来られます。
きっと「知識で戦うと戦いにならない」のだと思います。
昨年、長期優良住宅を伝統工法のリフォームした時に
「木部をを30cm以上上げること」の建築指導課から指導をうけました。
「コンクリートで上げたらそれを認める」というのです。
これは「建築士さんは当たり前」のように皆さん言われます。
はたしてその「コンクリートは何年もつので長期と言っているのか?」
先人の知恵で造られた礎石作りで150年の古民家を
70年しか責任持てないコンクリートで湿気・不朽対策を行う・・・・
この「30cm以上」は「古民家再築」では改正頂きました。
(もちろん議員連盟を動かしたことは大きかったです)
「知識」と「知恵」
「知識もないのに知恵を語ることは意味がない」のは正しいと思います。
今、全国で広げる「大工棟梁検定」でもそうなのですが
「知識」は私たちの創る市場でなく(それで戦うと竹中工務店にもセキスイにも勝てない)
「先人の知恵」で勝負し
未来の子ども達の為に、新しい持続可能な循環型建築社会を創っていきたい」
そう考えています。