来年度に向けて・・・「古民家鑑定」の改革中
今年国土交通省は中古住宅の流通市場を2020年に現在の10兆円から20兆円に拡大する為に
全国12の地域に協議会を設立し補助金を公布してその市場創造の為の施策の構築を図っています。
この協議会の中で重要視されているのは中古住宅の品質を明確にして消費者が安心して
中古住宅を購入する事ができるインスペクション(建物検査)を義務づけようという動きが活発化しています。
インスペクションをおこなう事で昭和56年以後の建物であればフラット適合証明の発行や、
中古住宅瑕疵担保保険への加入が可能になります。
残念ながら古民家はこの枠組みからは外れますが、
国交省も「古民家鑑定士」にはこの56年以後の住宅とは違う枠組みを築き上げる事に関しては期待を寄せて頂いています
そこで我々も来年4月を目処に古民家鑑定書をリニューアルいたします
具体的にはインスペクションの内容を加味して、また鑑定書自らが家歴書の機能を果たすようなものを検討しています。
鑑定調査自体はより専門的になりますがその分鑑定費用も底上げしますし、
なにより精度の高い鑑定書を発行する事でより信頼性の高い書類になって行くと思います。