古民家の耐震診断

「動的耐震診断」をスタートさせて１年
古民家の耐震診断に「動的耐震診断」が当たり前になったようです。

伝統構法には「限界対力計算」が主流でした。
しかしそれは「費用」も「時間」も掛かりました。
「動的耐震診断」は診断自体は１時間ほどで、他に建物のコンディションを確認します（古民家鑑定）
その結果は２週間ほどで届きます。

今までの建築業界は「伝統構法を在来構法に直して耐震化を図る」ケースが多かったのですが
伝統構法の免震性能をそのまま活かして「耐震化を図る」ことが可能となりました。

その工事費用も「３分の１程度」で済みます。（※）
全国にまだ１２０万戸程度の「伝統構法の住宅」が残されており
そのほとんどがまだ診断されていない状況です。

各地の「古民家再生協会」で「動的耐震診断」を広めて
より多くの方に「安全と安心」を提供して参りたいと思います。

今週末には第３回目の「動的耐震診断士」の講習&試験が開催されます。

※ケースによって違います