「古民家鑑定士のお仕事」とは
- 2014.06.27
- 古民家
千歳空港に到着!!
さあ!!「古民家鑑定」&「床下インスペクション」へ行け
北海道 石狩市濃昼(ごきびる)へ
※由来と意味
アイヌ語「ゴキンビリ( 岩と岩の間つまり山の陰)」「滝つぼにしぶきが舞う」の意味
ここに明治33年に建築された「ニシン番屋」が残ります
今は住んでいませんが、以前は料亭として活用されていたそうで
トイレも水洗に改装されていました。
しかし、住んでいない為に先般「一部放火」されたとのこと。
床下の状況は
高い床下のため比較的良好で
今後、活用するためには
1、正面から左側の作業場部分は解体する
2、右側の元の住居部分は再築(約1000万〜)くらいで使用は可能
問題は「その後の活用方法」です。
札幌から車で1時間くらいの距離で、いい漁場ですから、
夏の宿泊施設として十分活用出来ますが、問題は
『地域住民の受け入れ姿勢』のように思います。
【古民家】を「モノとして考える」のではなく
「そこに住むコトはどういうことなのか?」を考えて提案しないと
『持続可能な循環型建築社会の創造』の達成は出来ないと思っています。
歴史ある「いいニシン番屋」だから「いくらになる?」ではなく
所有者と共に「本気で活用法」を考えられればいいですね。
それが「古民家鑑定士のお仕事」だと思っています。