第4回東京講習「何故今更新民家」
- 2015.11.11
- ネットワーク
よくお話しすることです・・・・
・何故【古民家再生協会】に+して【新民家推進協会】を立ち上げるのか?
・建替住宅なら新民家を【古民家再生協会】でやらないのか?
・資格ばかり多すぎやしないのか? などなど・・・
問題解決に何が一番いいのか?深く悩み、試行錯誤しながら
永遠なる「右肩上がり」を目指して今の体制があります。
(私の「ビジネスセミナー」聞くと一気に解消するんですがね)
1、何故【古民家再生協会】に+して【新民家推進協会】を立ち上げるのか?
建替住宅なら新民家を【古民家再生協会】でやらないのか?
私は「年商100億円以下の中小零細企業の支援」をしています。
(まあ・・・ほとんどは年商5億円以下の中小工務店です)
中小零細企業は「市場創造」して成功させ、「参入障壁を高めておく」ことが必要です。
大手の真似(多くの中小零細企業がそうします)をしても体力勝負となりますから
中期的’(3年〜5年)にみるとうまくいきません。
《参入障壁に高い》+《専門店》でなくてはなりません。
また《理念同じくするネットワーク》を構築しなくてはなりません。
《モノ》で繋がると時間の問題で破綻(参入障壁の低さと時代のスピードで)します。
伝統構法住宅に拘る【古民家再生協会】はその「資格」と「ネットワーク力」で敵が現れません。
今回の「伝統構法唯一のインスペクション」が住宅研究所認められたことにより
来週予定される「リフォーム事業者団体登録」と「瑕疵保険協会からの認定」で
再築(古民家リフォームの地位)は築かれると思います。
しかし私達が目指す「循環型建築市場の創造」には片手落ちです。
解体される「古民家」の古材(伝統資財等)を活用しての建替えをしっかり市場獲得しなくてはなりません。
《解体される古民家の建替えの伝統資財の再活用の促進》=【新民家推進】です。
ターゲットゾーンは同じですが「リフォームと建替」は全く違います。
造り手は「同じようなもの」と思うかもしれませんが住まい手からみると「全く違う業界」なのです。
当初は「古民家のリフォームも普通の住宅のリフォームも同じ」と業界から馬鹿にされましたが
「専門店こそが富裕層には必要」ということは間違いない現実です。
《古民家の建替の専門店》を来春までに立ち上げることこそが
「持続可能な循環型建築社会の創造」であり「未来の子ども達のため」になります。
ですから【再築大賞】(林野庁長官賞)には「再築部門と新民家部門」があります。
2、資格ばかり多すぎやしないのか?
多いですよねぇ〜。推進する私達も「(運営が大変だから)減らしたい」と思います。
しかし「専門職」ですから一緒にできない資格ばかりになっています。
そして「できるだけ一人が取るのでなく分散して習得してほしい」とお願いしています。
「古民家鑑定」「古材鑑定」それぞれ必要ですし、「動的耐震診断」「床下診断」いずれも大事です。
「新民家」を学ぶ場として「新民家プランナー」がありますし、「伝統資財施工士」は「新民家推進協会の必要な資格」(伝統資財再生機構)として活用されています。
「伝統再築士」は国の進める「長期優良化住宅」の4項目を「伝統構法の視点で学ぶ」には必要不可欠です。
「古民家鑑定士」のインストラクターの方に全国各地で
「動的耐震」「真壁の高気密高断熱」を教えて頂くのは難しい現実があります。
「しっかり分担できる体制が整う組織」に早く成長させないといけないと考え
「全国行脚」でその組織に拡大を図る努力をしています。
多くの方と「お会いして直接お話しさせて頂ければ」と思っています。
そう言えば・・・・8年前にも同じ悩みが起こったこと思い出します。
「古民家再生協会」を作った時に「古材倉庫でいっしょにしたらいいじゃないか!!」
時同じくして
「古民家鑑定士」をスタートさせた時に「古材鑑定士にプラスしたらいいしゃないか!!」と
今・・・同じことが起こっています。これは日日薬で治ること間違いないのですが・・・日々は辛い(泣)
昨日は「第4回東京講習」でした。
「第20回東京講習」の(消費税が10%になった)頃には
『これやってなかったら大変なことだった」になるんだと思います。
「新民家推進協会の事務局」確実に広がっています。
来春2月19日
【一般社団法人新民家推進協会】の設立総会を開催致します。
追伸
成功の秘訣:成功するまで諦めないこと!!
松山講習は今月106回を迎えます。
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