何故住育か?

     

林野庁事業「木材の経年劣化調査」視察2日目
まず岡山県農業大学にお伺いしました。
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完成して3年。
ウッドデッキの塗装のやり直しをしていました。
全て「クリアの皮膜塗装」
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「木はメンテアンス大変」と常識的に思っているようです。
これは維持管理大変なことになる予感がします。
再塗装するときには「一度皮膜落として塗装」になります。
建物全体に足場かけてやるんですから大変な費用がかかります。
もし・・・今後もメンテアンンスしないと「一気に劣化」します。
一度塗装してしまったら「永久に塗装するしかない」のです。

手すり部分を「再塗装する・しない」の議論をしているので
「再塗装するより、雨が降ったとき・露がついたときに掃除のときに拭く
ようにしたらどうですか?3倍長持ちしますよ」とアドアバイスしました。
「そうなんですか?」と・・・。

その後閑谷学校へ築300年の建物です。
「塗装はしていない」と言います。
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一部「漆塗り」「柿渋塗装」使っていますが「基本無塗装」
「木材の経年美化」されています。
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「木造だから長持ちしています」と言います。
地元の高校生がボランティアとして清掃に来るのだそうです。
木材をどう考えるのか?
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私は「住まい手がメンテアンスすれば長持ちする」と感じます。
「造り手には長持ちさせるには限界がある」と思います。
長持ちは住まい手次第・・・「住育」大事です。