音楽業界ではここ10年
CDなどのパッケージ商品の売上が激減しています。
データ配信を含めて
なんとか横ばい状態を保っているのが現状だそうです。
そんな中、唯一売上を伸ばしているのがアナログレコード。
今やアルバム全体の5%を占める「成長分野」になっています。
日本唯一のレコードメーカー「東洋化成」
は 生産が追いつかない事態だそうです。
レコード針を製造している「日本精機宝石工業」もフル回転です
2015年、レコードの生産数は66万2000枚を記録
これは前年の40万1000枚に比べ65%も増加した数字です。
今、世界の音楽業界で最も元気なのはアナログレコードです。
パフュームやきゃりーぱみゅぱみゅなどがアナログレコードで販売
この若手アーティストの新譜が起爆剤となり、じわじわと広まっています。
こういったレコードの復活を大きく後押ししたのが、
低価格で買えるプレーヤーです。
ION AUDIOの「MAX LP」は
(オシャレでしょ)
生産が追いつかず、予約しても数ヵ月待ちという状態でした。
主な購買層は40、50代のシニア世代です。
昔、買ったレコードをもう一度聴きたいという方が多いようです。
その3割が女性です。
母と一緒に昔の音楽の話をしながらのんびり過ごす・・・今の流行です。
今や何でもデジタルデータの時代。
そんな時代の反動もあってか、レコード盤が恋しくなっているのかもしれません。
アナログレコードはデジタルより豊穣で温かみのある音だそうです。
「便利が味わいを駆逐している今の時代」です。
しかしそれが動き出している・・・
人はゆっくり密度の高い時間を求め始めたのかもしれません。