日本の木材の価格。
みなさんは安く感じますか?
それとも高く感じますか?
私は安いと思います。
海外からの輸入木材と比較しても決して高く有りません。
しかし
「日本の木材」は
全体の供給の3割程度。7割は「輸入木材」です。
結果日本の山々はどうなったのか。
1、光合成をしなくなった切り時の木材を放置
2、CO2削減の面から環境にマイナスで
3、治水の面からも山が荒れることはマイナス
になります。
これでは、
未来の子ども達から借りた
私たちを取り巻く日本の環境を返すことはできません。
日本の山を元気にすることが
未来の子ども達の為になるのではないでしょうか。
何故「日本の木材」は使われないのでしょうか?
1
大量生産。大量消費の仕組みとして
海外の木材を使うハウスメーカーが強い
これからは
【消費者教育=住育】を通して
消費者意識を変えることで
地域の大工・工務店さんへ
消費者がその目を向けることが大切です。
2
【柱材】は「日本の木材」を使うが、
消費量の多い【梁材】は「輸入木材」を使う
【梁材】は長い木材が必要で「長尺梁材」は
日本の林道の幅の関係から
特注木材として割高になります。
日本は
元来【継ぎ手】長尺ものを加工してきました。
これには
日本の技術を継承する大工さんが必要です。
「日本の木材」の利用を増やすには
「目先の施策」でなく
根本的に
造り手、住まい手の意識を
変えていくコトが必要不可欠だと思います。
私もそこに携わる一人として変えることが大事です。
平成の大工棟梁検定・・・やっています。